ニュートラルな思考

うつ病と家族の現実

新しい日常——何も起こらない時間の中で見つけた幸せ

はじめに何かを決断したわけでも、劇的な変化があったわけでもない。ただ、いつの間にか、朝の光の中で深く息を吸えるようになっていた。心が落ち着いて、一日の始まりが、静かに楽しめるようになっていた。それだけで充分だと思えるようになったのは、あの頃...
うつ病と家族の現実

自分の世界を再構築する——ぶつかり合いの先で見つけた静かな時間

はじめに静けさを取り戻した今でも、ときどき思い出す。あの頃の言い合い、ぶつかり合い、お互いに譲らず、心が擦り切れるような毎日。「何が正しいのか」なんて、もう分からなかった。でも、あの時間がなければ、今の“穏やかに生きる私”には辿り着けなかっ...
ニュートラルとは何か

支配しない・支配されない距離感——中立に立つことの強さ

はじめに人を支配しようとしていたわけじゃない。でも、支配される側にいた時間が長すぎて、「今なら相手を動かせそう」と感じたとき、少しだけ優位に立てた気がして安心する。そんな自分を責める必要はない。それは、自分の主導権を取り戻したサインだから。...
ニュートラルとは何か

「支えるのをやめて見えた静かな変化」

うつ病の夫を支えるのをやめたら、少しだけ呼吸が楽になった。 罪悪感は残るけれど、何もしない勇気を持つことが私の回復でした。